悪魔くん 妖怪

妖怪漫画の巨匠水木しげるさんの漫画『悪魔くん』は1963年に貸本劇画として発表され、その後1966年?1967年の間「週刊少年マガジン」などに連載された人気漫画です、発売以来４０年たっても人気が衰えないロングセラーです。
主人公は一万年に一人という天才児で、「悪魔くん」と呼ばれています。
悪魔くんは全人類が幸せに生きられる世界を築こうとしており、それには悪魔の力が必要と考えています。
物語の初まりでは、まだ「悪魔くん」は悪魔の召喚に成功しておらず、懸命に魔術の研究と実験を繰り返している。しかし伝説的魔術師ファウスト博士が現れて悪魔くんに秘儀を授け、ついに悪魔を呼び出すことに成功します。
さらに、ファウスト博士は悪魔くんに「ソロモンの笛」を与える。これは悪魔を従わせる力をもつ笛で、ソロモン王が使ったというものでした。
悪魔を呼び出す時は、魔法円を前に「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」（実在の魔道書『黒い雌鳥』からの引用）と呪文を唱えます。